僕は案の定暴れ出そうとしている彼女を見て実に無様だと思う反面
しょうじきなんでかいているのだろうとおもうけど
いまこれをかいていないかいているのをばらばらにわけているのです
かんそうよろしくおねがいいたします
僕は案の定暴れ出そうとしている彼女を見て実に無様だと思う反面
それほどまでに感情的になれる羨ましさはないにしろ
それ相応の物があるはずで、少なくとも足を踏まれたどうこうではないのは確かだ
「まっまー落ち着いて」
それでも落ち着くとは思えないがしかし何となく慌てふためき殺そうとする彼女を見ているとそんな言葉しかのどの奥から漏れ出すことは僕の選択にはそれしかないように思われた
「まっまあ」
それでも火に油を注いでいるにしてもその怒り狂う彼女
しかも血なんか吐いてこちらを睨み叫んでいる人を目に
ただ黙っていることがどうにも出来ずに落ち着くであろう言葉を思いつくままに出すしかない
「うっああうあ」
それは不意に痛みのあまり半身痙攣のようにばったりと布団に突っ伏してもがいた
まっまずいよな
僕は急いで叫んだ
傷が痛むとかはこの細動でも言い
ここにはナースコールどころか電気が通っていない
「おおぉおおいマスタァアーーーー」
すると
「あっああああ、うるせんだよ、ばーか」
それは普通の人に対しても酷い暴言だが増しては病人に医師が要う言葉ではないだろう
少なくともあいつ等でさえもう少し文法はよかったように記憶している
「っでどうしたんだ、何で女が血ぃ吹いて倒れてんだ」
分かってんなら真顔で世間話してるみたいに話す前に助けろと言いたいが
こいつのことだそんなことを言えばよけい面白がって助けるのが大幅に遅刻する、そんで死んだら悔いても悔いきれず挙げ句の果てに自分とこいつ、諸共化けてくい殺されるかもしれないが、幸い僕は幽霊オカルト類はミジンコほども信用の余地はないほど信じていない
もしいれば最悪だがそんなことはどおでも言い
「暴れて倒れた」
素っ気なく簡潔に言うと
汚い頭をそれと同等に臭う手で掻くと、渋々という風情で彼女の布団によると
「あーーめんどくせ」
と言いながら瞬時、奴は開いた傷口を麻酔無しで縫い始めた
幸い彼女は昏睡なのか走らないが白目をむいて苦しんでいる
それが縫う痛みなのか傷の痛みなのかはしらないが、しかし見ていて良いものではないのは確かだ
「ふーおわったおわった」
男はそういうと手にアルコールを吹きかけて女にも吹きかけた
「でもこいつどうすんだウルフよ」
男は僕に聞く
その開いてんのか半ば怪しい目はいつもよりマジだった
「・・・治ったら出て行くのではないでしょうか」
「ないな」
男は言った
「無いでしょうかね」
僕も半ば諦め気味に同意の念を半ば込めて言う
「う・・ううう」
それは寝ながら呻いていた
それは痛みと言うよりも精神的な苦しさに思えたが
僕に夢を覗く技術はこれほどにもない
男ならどうかわ知らないがもしあっても覗かれたくはない
「それよりもあなたいつまで僕を見張るつもりですか」
僕は何度めかになる疑問を彼に向けた
「そうは言ってもな、お前が死ぬか消えるかまでだ」
とめんどくさそうに頭を掻きながら言う
「そうですか」
その声に喜びが入っているのにぞっとしないが僕はまた彼女の横顔を見て布団に横になった




