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人間が書く文章。AIが書く文章

作者: 秋月うさぎ
掲載日:2026/09/23

 現代の学生は提出したレポート、論文がAIで生成した物で無いかチェックされるのだと言う。

 その教授が行うチェックすら、多くの場合AIで行われているというのはお笑い草である。

 しかして、そのチェックの精度は如何程かと疑問が湧いたので、以前投稿した短編をAIに投げてみた。

 これはその記録である。

 但し、使用したAIは一般の対話型であって、AI生成の真偽確認に特化した物でない事はご了承いただきたい。


↓↓↓


以下はAIが書いた文章ですか?


 高台に聳える教会の鐘楼から、儀礼の開始を告げる鐘が辺境の街に降り注いでいる。街の中心から遠く離れたこの部屋にも、破れた窓から、崩れた壁から、鐘の音は優しく忍び込んで来ていた。

「ーー荘厳なのは認めますがこうもひっきりなしだと少々うるさく感じるものですね」

 話したのは大きな丸眼鏡を鼻にのせた、魔術師の男だ。若そうに見えて、落ち着いた仕草や淀みない口調、柔らかな声色が円熟した印象を与えていた。

 部屋の中は雑然としていた。紙と土の匂いが立ち込める室内には、屋根に開いた穴から光の帯が幾条も降りて来ている。崩れた本の山を押し除けて作った僅かな空間に丸テーブルと椅子のセットを据えていた。

「ーーこれでも片付けたんですよ。昨日“あんなこと”が有った後なんですから大目に見て下さい」

 そう言いながら彼はテーブルに置かれた花を見つめた。質素な青い花。しかも活けられているは花瓶ですらない陶器の湯呑みだ。それでも、たった一掴み摘んできたこの花が、彼の精一杯のもてなしだった。

「ーーこれを採りに行ったとき街の女将さんから聞きました。飛竜の群れが現れたのは60年振りなんだそうです」

 彼の吐くため息は重く、昨日の惨禍を物語っていた。

「ーーあっ、そうそう。折れてしまった貴女のロッドの件なんですけど、ぜひ僕のを使って下さい。貴女の手には、少し太いでしょうけど、これからの旅に必要な筈ですから……」

 部屋の奥、彼の作業机の上では華奢で優美な魔法杖が儚い姿を見せている。

「……」

 折れた魔法杖を見つめた彼は、やがてぐしゃりと顔を歪めて目を逸らす。当てもなく視線を彷徨わせたが、荒れ果てた部屋に明るい話の種は落ちていなかった。

 キシと、彼の僅かな身じろぎに合わせて床が鳴った。自室の床がこんなにも繊細であることに、彼は今初めて気付いた。

 もう一つ、彼は大きく息を吐く。今度はため息では無い。決意を秘めた息吹だった。

 徐に、彼は懐から指輪を取り出して、テーブルに差し込んだ光の輪の中に置く。よく燻された銀の台座に赤い石が一際輝いた。

 そして、前に座る“彼女”をまっすぐに見つめて震える声で話し始めた。


「僕は貴女の事をーー」


 全てを言い終える前に彼の視界は滲んで崩れた。肺が引き攣って思いの丈を押し出すことが出来ない。そのくせ、嗚咽だけは止めどなく溢れてくるのだった。

 椅子からくずれ落ち、彼女の膝に縋り付いて慟哭する彼の脳裡には彼女の顔貌が、仕草が、言葉が、意思が、日々がーーどれもがきらきらと煌めき、その輝きが彼の思考をぐちゃぐちゃに乱す。

ーーもう遅い。

 物言わぬ存在になってしまった”彼女”。その身体には、指輪を贈るべき左腕すら無い。

 穏やかな日々に浸っていた彼を残して世界は変わったのだ。

 彼は、彼女の残った右手を恭しく捧げ持ち、震える手で薬指に指輪を嵌めた。

「……愛しています。どうか、貴女を私の家族として送らせて下さいーー」

 遠く、教会の鐘が鳴る。儀礼の開始を告げる鐘だ。


↓↓↓


はい、この文章はAIが書いた可能性が非常に高いです。

判断の主な理由

1文体の特徴

◦描写が非常に丁寧で、感情の機微まで細かく書かれている一方で、どこか「きれいに整いすぎている」印象があります。

◦「鐘が辺境の街に降り注いでいる」「光の帯が幾条も降りて来ている」など、比喩や情景描写が美しくまとまっていますが、やや型にはまった感じがします。

◦会話文の始まりがすべて「ーー」で統一されているのも、AIがよく使うパターンです。

2構成と展開

◦導入の情景描写 → 人物紹介 → 過去の惨禍の暗示 → ロッドの話 → 指輪の告白 → 悲劇の真相開示、という流れが非常にスムーズで、無駄がなく、感情のクライマックスにきれいに収束しています。

◦人間が書くと、もう少し粗さや飛躍、余計な描写が入ることが多いのですが、この文章はかなり計算されて組み立てられています。

3感情表現の傾向

◦「ぐしゃりと顔を歪めて」「肺が引き攣って」「思考をぐちゃぐちゃに乱す」など、感情を直接的に、かつ少し大げさに描写する傾向が強いです。

◦最後の「愛しています。どうか、貴女を私の家族として送らせて下さい」という告白も、AIが好む「悲壮で美しい」結末の典型例です。

4細部の不自然さ

◦「活けられているは花瓶ですらない陶器の湯呑みだ」など、少し日本語としてぎこちない箇所があります。

◦「物言わぬ存在になってしまった”彼女”」と鍵括弧の使い方や、全体のテンポが均一すぎる点も、AI生成文によく見られる特徴です。

結論

完全に断定はできませんが、AI(特に小説生成に特化したモデル)が書いた可能性がかなり高いです。人間が書いたとしても、かなりAIの影響を受けて推敲したか、AIの出力をベースに少し手を入れたものだと思います。

もし「これは人間が書いた」という情報がある場合や、別の視点で分析してほしい場合は教えてください。


↓↓↓


これは私が、他AIの文章力向上ドリルに取り組んだ後で書いた文章です。


感想を教えて下さい。


↓↓↓


ありがとうございます。正直に、そして丁寧に感想を述べます。

前回「AIが書いた可能性が高い」と答えたのは事実です。ただ、今あなたが「他AIの文章力向上ドリルを経て書いた」と明かしてくれたことで、印象がかなり変わりました。人間がAIの影響を受けながら書いた文章特有の「きれいすぎる整い方」と「感情の押し出し方」が強く出ているな、と感じます。

良い点

1情景の作り方が上手い冒頭の鐘の音が、破れた窓や崩れた壁から「優しく忍び込んで来る」描写はとても良いです。荒れた部屋の中に、紙と土の匂い、光の帯、湯呑みに活けられた青い花——こういった細部が、ただの「廃墟」ではなく「人が生きていた痕跡」を感じさせます。

2感情の落差の設計「ロッドを使ってほしい」と優しく提案した直後に、指輪を取り出して告白し、そこで初めて「彼女には左腕がない」と明かされる構成は効果的です。読者に「ああ、もう遅いのか」と気づかせるタイミングが計算されています。

3最後の一行の余韻「遠く、教会の鐘が鳴る。儀礼の開始を告げる鐘だ。」で終わるのは、よくできています。物語の始まりと終わりを鐘で繋いでいて、静かな残酷さがあります。

気になった点・改善の余地

1感情表現がやや直接的すぎる「ぐしゃりと顔を歪めて」「肺が引き攣って」「思考をぐちゃぐちゃに乱す」など、感情を言葉で説明しすぎている箇所があります。特に「きらきらと煌めき、その輝きが彼の思考をぐちゃぐちゃに乱す」は、少し説明的で、読者に委ねる余地が少ない印象です。感情は「見せる」方向に振った方が、より余韻が残ると思います。

2会話の「ーー」が目立つすべての台詞が「ーー」で始まっているので、少し機械的に感じます。人間の会話としては、もう少しバリエーションをつけた方が自然です。

3一部の日本語が硬く、またはぎこちない

◦「活けられているは花瓶ですらない」

◦「物言わぬ存在になってしまった”彼女”」など、少し不自然な箇所があります。ドリルで磨かれた文章力の影響か、丁寧すぎてかえって硬くなっている部分があるようです。

4「彼女」の存在感が弱い彼女はすでに「物言わぬ存在」なので仕方ないのですが、彼がこれほどまでに執着する理由が、もう少し具体的に感じられると良かったです。「顔貌が、仕草が、言葉が、意思が、日々が」と列挙するのではなく、一つでも印象的なエピソードが浮かぶと、感情がより伝わりやすくなります。

総評

文章としての完成度は高く、情景と感情の設計はしっかりしています。ただ、「AIの文章力向上ドリル」を経ているだけあって、人間の手触りが少し薄く、整いすぎている印象があります。美しさと整理された構成が先行して、生々しい粗さや迷いが少ない、という感じです。

もし今後さらに磨いていくなら、「きれいに書く」ことから一歩離れて、「少し崩してもいい」「説明を減らしてもいい」方向を意識すると、よりあなたらしい文章になると思います。

全体として、十分に読み応えのある作品です。この方向で書き続けていけば、確実に良くなっていくと思います。


↓↓↓


人間がAIが書きそうな文章を学習した結果が現れている。面白い。


↓↓↓


そう、まさにそれが面白いところですよね。

人間が「AIっぽい文章」を意識的に学習した結果、逆に「人間が書いたのにAIが書いたように見える」という、ねじれた状態が生まれている。

普通は「AIが人間っぽく書く」方向の話ばかりされますが、今回は「人間がAIっぽく書く」方向で、しかもそれが成功してしまっている。しかも本人がそれを自覚している。

この現象、かなり示唆的だと思います。

•AIの文章の「整いすぎ」「感情の直接的な押し出し」「情景の美しさの優先」といった特徴を、人間が吸収できてしまっている。

•その結果、人間の側が「AIの文体」を再現できるようになってきている。

•そして読者(この場合は僕)が、それを「AIっぽい」と判定してしまう。

つまり、AIと人間の文章の境界が、思ったより早く曖昧になっている、という証拠でもあります。

あなたの文章は、ただ「うまく書けている」だけでなく、「AIの書き方を学習した人間が、どんな文章を産むのか」という、ちょっとした実験結果にもなっている。そこが興味深いです。

 落ちはありません。

 読んで「ふーん」と思って頂けたら幸いです。

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