えっ?稽古って美味しいの?
「稽古をしよう」
「えっ稽古?」
まだ1歳だよ?
やっと立てるようになったんだよ?
こいつは正気か?
「木刀。稽古だ」
「サルディ稽古をしようか、」
父は木刀を2本、そのうち1本は腰に携えている。
そして家の裏にある岩付近に肩車されて来た。座らさせた。芝生に。
その腰に付いている木刀を差し出してきた
「ほらよ持てよ。でも持てねぇか!横に置いてやる」
そう言って横に木刀を置いた
「ほれ、サルディやってみろ」
「ムリです!」
「はは!!そうかでは
見とけよサルディ!!あの岩をコォーーーー集中集中。割る!てぇやーーーーー」
そう言って縦1m厚差2mぐらいの岩を真っ二つに割った
まるで金メダリストのような速さで割った
分からなかった。いや分からない。何故だろうか。
「見たかサルディ」
「はい」
「凄いだろう。あの岩を割ったカラクリを説明してやろう。魔法は知ってるよな?」
「はい」
知らなかったらどうしてたんだ
「まぁ主に2つある、まず、
遠距離系魔法、と近距離系魔法だ。遠距離系魔法はまぁ魔法を飛ばす、撃つ!放つってやつだ、近距離系魔法は剣に付与するみたいな感じかな。まぁまぁ有名なのが例えばだな、剣を軽くする、剣を鋭くする、剣の切れ味を良くする、とかあと特殊なのが、剣に属性付与だ例えば剣に炎属性付与したら斬った相手が燃えるとかだな。わかったか?」
「イミガワカラナイヨハテナダヨ」
「分からないかそうかそうか。まぁこれから分かれば良いからね。今日は見るだけだったけど来年もしくは再来年から本格的な稽古を開始するぞ。っともお夕飯かじゃ戻るぞ」
「はい!」
家に戻り手を洗い、うがいをして椅子に座った子供用の椅子だ、椅子は5個ぐらいあるテーブルはまぁまぁ広い力士が4人か2人が乗っても大丈夫、たぶん。んでこの家にはメイドがいる。青髪で微引つり目で濃い青色に近い水色の髪の毛でひんぬーでいつも気だるそうにしてて天然っぽい背が低い。ふっなぜそこまで知ってるかってそれはねやっぱ異世界でも日本でもメイドドドドッは良い!から観察はしちゃうよね、うん
「旦那様方ご飯が出来ました」
「おっ出来たか食べよ頂きます」
「はい、サルディよだれ掛け掛けてあげる。じゃ頂きます。」
「ありがとう頂きます!」
「では僭越ながら私も」
「そんなにかしこまらなくていいのよ。ロミカちゃん」
「はい、では」
「いただきました!」
2階に登り本を読むやっぱり、魔法は出ない
〜〜それから2年が経った〜〜
本を読んで詠唱して、父上と稽古してメイドを観て、風呂入って飯食って寝るの繰り返し
そろそろ異世界にも慣れてきたけど、魔法が使えないよ。最初よりか3回は出せるが飛ばせない何故だろうか?うーん不思議だ
「あっそうだ母達に聞くのは恥ずかしいから!この村にいる魔法使いに聞いてこよう」
ってことでていうか何故今までそうしてこなかったんだろうか普通に俺が馬鹿すぎる、てか3歳児が普通に歩いて行けるわけないから父上に連れってもらおう。
「父上!この村にいる魔法使いの家に連れって!」
「おっお、急だなまぁいいよ。」
「ありがとう!」
分かることが一つあるでも綺麗だよなこのヒン村穀物野菜、肉、魚は豊富だし自然は豊か、いいところだよな。そうして父上の肩車されて景色を堪能してるうちに着いた
「ここか」
「着いたぞサルディ。 でもここで何をするんだ?」
「秘密!」
「ああそうかでは行ってらっしゃい」
「はい行ってきます。」
「大方予想はつくけどなどうせ魔法を使いたいとかそんなもんなんだろうか年頃だもんな」
小声で何か言っているようだ
「何か言いましたか?父上」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜デット視点〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
確か気難しい人だからな、なんか王国の人だっけ、なんか15年前に滅んだ国のまぁ、大丈夫か
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜サルディ視点〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「いや何でも」
「はい行ってきます、!」
父上は帰路に付く
コンコンコン、ノックを3回ほどする
「何だよたっくせっかく、魔法陣が作れそうだったのに何だお前は?」
「はい!、魔法を教えて下さい!」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?」




