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討伐祭
女神が討伐された。
その知らせはゴネフェの隅から隅まで行き渡り、5人は英雄パレードに出ることになった。
盛大な宮廷音楽家たちのトランペットの演奏に合わせて、5人が行進する。
笑顔で手を振るベルリ。
「祐樹兄ちゃん~!」
次郎が叫んでいる。
「元気になったね次郎も」
「だな」
大通りを歩く5人。
夜まで続いた盛大なパレードも終わりを迎え、五人はベルリの家に集合した。
「この瓶の中にめろんのお母さんの魂が入っている」
便を掲げるベルリ。
「母さんをこの世界でもいいから生き返らせたいんでしょ」
昨日めろんがベルリに言っていたことだ。
「となると、しばらくはめろんの母さんの生き返らせ方を探すことになるのか・・・」
祐樹が言う。
「ま、別にいいけどね。ふぁぁぁ」
紅王が眠たそうに言う。
「儂が知っているところによると、この魔界都市ゴネフェを出て、北方のケルセ山脈を越え、5里ほど進むと、エカー盆地がある。そこにある都市バコロに死者蘇生を研究している人がいるらしい」
「それじゃあ、そこに行けばいいんだね?」
「あぁ」
三人は、都市バコロに行く決意をした。




