投資の成果
ぼくたちフラグメンツは順調そのものと言った状態だ。
冒険者としての活動は、失敗がなく達成出来ているので
ギルドからの信頼が厚く、頼られているのを感じる。
投資事業も順調だ。
リアが提案した闘士のパトロンになる件は、
1人のチャンピオンを排出する事が出来た
そうすると、そのチャンピオンが所属している道場には応募者が殺到し
沢山の門下生が入った
最初に師範代として雇った人材も優秀だが、
チャンピオンとなった男の才能が素晴らしい
人に教える事も嫌いじゃないようで
後輩の門下生とも上手くやっていると聞いている。
何年か後には、そのチャンピオンには将来師範代となってもらい
さらなる発展が望めるだろう
こうなると、もうぼくの手から離れた事業と言っていいね。
実際リアからも
「あのチャンピオンは、正直フィルよりも戦闘の才能がある。
アタシも教えられる事が多いし
フィルも勇者スキルを使わない状態での稽古を受けると良い」
と言われたので、時間がある時に指導してもらえないか聞いてみるとしよう。
リアとの手合わせは、相変わらず
勇者スキルを全力で使わないと対応出来ず
かと言ってスキル使わない状態だと相手にならないので
これはこれで攻撃の稽古にはなるけど
他の相手ともやらねぇとな。と言われた。。。
ぼく自身は順調じゃないね。トホホ。。。
アイリスと話した、職人は事業に投資をしたり
孤児院で職人の技を学ばせる事も順調だ。
タイミングよく、王都で流行り始めた
絹を扱う職人と繋がれたのが良かった。
彼の持つ技術は東方由来の者で
まだこの国で知ってる人は居ない者から、個人生産をするか
輸入に頼っていたとの事だった
しかし、多数の注文が来ていて中には脅しをかけてくる貴族もいるから
国内生産も視野に入れる必要がある状態だったが
国内生産するには秘密を守れる従業員が必要だと語っていた。
その点、ぼくたちが作る孤児院は
教会の紐がついてない状態にするつもりだし、孤児達は身寄りがない。
秘密を守る仕事をさせるにはうってつけだろう。
まずは、ぼくの実家に作った孤児院で、生産をさせてみてはどうだろうか
と提案をした。
これで貴族対策もバッチリだ。
見返りとしては
母と姉妹からの言伝で、生産に成功したら真っ先に納品してね。
との仰せだ。
それだけで秘密が守れるなら安いもんだ。職人も快諾をしてれた。
こちらも御用商人となる商人に対して
投資をして、ぼくが関わった物品の販売を管理させる事にした。
なので、こちらももうしばらくすれば
ぼくの手を離れさせる事が出来るだろう。
リアが参加した時に話したみんなへのプレゼントについては
悩んでいたんだけど。絹を使ったドレスを仕立てたいと思う。
デザインをどうするか。職人と検討しているが
完成する時が楽しみだ。
渡す時にみんなにプロポーズをして
実家でスローライフな不労所得生活をするのもいいかもしれない。
と、その時は考えていた。
最後にサンドラが提案した。魔法や錬金術の研究については
基礎研究となるので、実証実験の積み重ねになる
さすがにすぐには成果が出ない。
こちらは勇者スキルを持ってしても難しいって事みたいだね。
途中でやめるのも勿体ないし、集まってくれた研究者からは
『今までのパトロンからは、こんなに自由に研究させてくれなかった!』
と嬉しそうに語っていた。
資金的には厳しいが、他の事業で儲かったお金を投資する形で
回していき今後の成果に期待だ。
ちなみに研究については最近、妹が参加したいと言っていたので許可をしてある。
なんの研究してるかはまだ教えてもらってないが
「将来、お兄様が必要になる物の研究をするの!」
と言っていた
兄思いのいい子だ。
そんな形で、投資が順調になってきたので
そろそろ魔王討伐について本格的に考えても良い頃合いだ。
やるかどうかはともかく、可能かどうかの判断をしたい。
なので、魔王国への斥候や潜入が出来る人員を募集を考えている矢先
4人目の刺客であるアンがやってきた。





