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次の行動

ぼくたちフラグメンツは、

それから破竹の勢いで実績を積んで行った。


パーティのバランスがよくなった事で、

戦闘面では苦戦する事はなくなったし、個々の技量も伸びた。


ぼくは、勇者スキルに身を任せるのにも慣れてきて

強化魔法がより自然に・強力に使えるようになった。


最近は、リアと全力で戦っても

ぼくがボロボロになるような事はなくなってきた。


「フィルは、防御面ではほんと隙きがなくなったな。

獣化しても攻めきれなくなってきてるよ。


でも、攻撃についてはあまり進歩してないな。

アタシがフィルに慣れてるのもあるけれど、危ういと感じる攻撃がほとんどない」


リアからはこの様な指摘をもらっている。


どうやら防御については勇者スキルが最適な行動をしてくれるが

攻撃については、ぼく自身の進歩が必要らしい。


課題はあるが、冒険時には役割分担をして行動するので問題はない。


モンスターは対人戦闘の技術がある訳ではないから、攻撃も普通に当たるしね。


「教会からは、そろそろ魔王討伐に行く様に打診が来ているけれど。

ぼくとしては、リアからの指摘もある通り対人の攻撃面に不安があるから、時期尚早な気がする


「そうだな。魔王ってのは、勇者と同レベルの強さなんだろ?


フィルの防御レベルを持ちつつ、それと同等の攻撃が出来る存在がいるとすると厳しいな。


パーティで戦えるようなら、通用する可能性はあるが

魔王がいつも1人で戦ってくれるわけじゃないしね」


「私の立場としては、魔王討伐に向かう様にお願いする立場ではありますが

戦力を充実させてからの方が良いのには賛成です」


「魔王と戦うのは、戦争で引っ張りだしてくるか

魔王が定めた試練に調整する方法があるよ」


サンドラから聞いた事のない情報が出てきた


「試練ってどういうこと?」


「えっとね。魔王は国の中でも定期的に交代する事が義務付けられてるんだ。

なので、魔王はそれぞれの得意分野において挑戦者を募集しているんだ。


勿論、得意分野での戦いになるので勝つのは難しい。

だけど、事前対策が出来るからチャンスでもあるんだ」


「へぇ。そんな方法があるんだ」


「1体1の戦いや、パーティでの戦い、異性を魅了する能力を競う。。。なんてのもあるよ」


「ほんと・・・色々だな」


傾向と対策が必要なわけか、いままでの勇者はぼくみたいに遠距離魔法が使えない

と言う事はなかっただろうから、色々な魔法が使えるんだろうな。


異性を魅了する魔法なんていうのもあるんだろうか・・・?

ぼくにそんな物が使えるイメージは沸かないが・・・

勇者スキルに身を任せれば出来てしまうんだろうか?


「とすると、やはりぼくが遠距離魔法が使えないと言うのが問題になるね」


「過去の勇者様が使える魔法ですと、

雷属魔法や重力魔法などが防ぐ事が困難な魔法を多数使えた上に、

基本魔法の威力も隔絶した威力を持っていたと聞いております」


教会にはその様な事柄が残っているが、どの様にしてその魔法を使うのかは秘密とされている様だ。


ぼくも自身の勇者スキルで強化魔法の奥義とも言える

武器強化魔法は使えてるが、それを他の人に教えられるかと言うとスキルが自動でやってくれた


だからよくわからない。としか言えないね。

いままでの勇者もそういう感じで、人に伝授できなかったのかもしれない。


「魔王討伐についてはそんな状態なので、一旦保留にしよう

教会からの依頼では、布教活動があるけれど。そちらはぼくに案がある」


①教会の教えを広める事

②困窮している民を助ける事

③勇者の血族を絶やさない事


1つ目と3っ目については解決策が思いついてないんだが、、、

困窮している民を助ける事については案が思いついた。


「ぼくは勇者になった事で幸運値が高くなって、ギャンブルでほぼ負けない事が分かった。

なので、カジノでの利益を元に投資を行いたいと思う」


「投資?でしょうか?」


「どの様な物に投資をするんだい?」


「まずは商人や技術者への投資だ。


実際に訪問をしたり、責任者と面談をする時に

勇者スキルに身を任せる感覚で対応をすれば

そうそう変な投資はしないんじゃないかと思うよ」


「実際に試す必要はありそうだけど、上手くいく可能性はありそうだね」


「アタシみたいな闘技場で戦っている闘士のパトロンとかもどうだい?


新人のうちに囲ってたやつが、

チャンピオンになれば莫大なファイトマネーが貰える様になるよ」


たしかに有力な闘士のパトロンになったり道場を開くのもいいかもしれない。


「私は、出来たら孤児院を作りたいです。


王都にはあるのですが、数が足りておりません。

王都外の村ではそれはより顕著になるでしょう」


孤児院か、、、本来は国や貴族、教会がやることな気がするが

人材を確保すると言う点ではありだ。


「それもありだね。例えば織物の職人と仲良くなって


その技術を孤児院の子に教えつつ、職人育成をあわせて行うとかどうだろう。

そうすれば最初のぼくの案に絡めて計画が出来る」


「そうやって自立させるのですね! とても良いと思います!」


「ボクは魔法や錬金術の研究がしたいなぁ。

職人への投資をする時にそれも合わせてくれないかい?」


「勿論いいよ。

ぼくの勇者スキルはその人が上手くいくかどうかは判別出来るかもしれないけれど。


その分野が必要な物かどうかはわからないから

サンドラが事前に選定するなり。面接に参加するなりして欲しい


事前選考については、リアとアイリスにもお願いしたい」


よし、これで困窮している民を助ける事と

孤児院を作りそこで教会の教えを広める事ができそうだ。


ただ、王都の教会の人は感じが悪い、司祭や神官が居た。


教会から責任者を送ってもらった場合、その様な人が来るかもしれない。


「特に孤児院の責任者の面接について、お願いしたい事がある。


ぼくたちが作る孤児院の責任者についてなんだけど

アイリスが人格的に問題がないと判断した人だけにしたいんだ。


ちょっと言いづらいんだけど・・・・

王都の教会に行った時に感じが悪い人もいてね。

そういった人が責任者にならないようにしたい」


「それは・・・はい。そうですね。気をつけて面接したいと思います」


「孤児には、アタシみたいな獣人もいるかもしれないから

獣人にも偏見がない人がいいね」


「そうだね。それも募集内容に入れておこう」


こうしてぼくたちの行動方針が決まった。

なんか、魔王討伐を考える前にやることがいっぱいになりそうだ。

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WOMBO Dreamで作った小説のカバーイラストイメージです。

挿絵(By みてみん)


WaifuLabで生成したヒロインイメージです。

挿絵(By みてみん)

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