二人目の刺客
「それじゃ、貰った髪の毛と血液は使っちゃうよ!」
サンドラがそう言って道具を取り出す
「髪の毛はね、この魔道具を使って加工すると。
一回だけ合図を送る事が出来るようになるんだ」
そうやって髪の毛を引っ張るような動作をする
と、髪の毛があった辺りが痛い。
それほど強い痛みではないから
戦闘中だと気づかないかもしれないが、¥役に立つ場面はありそうだ
「次に血液だけど。血液は持ち主の魔法やスキルを一回だけ引き出す事が出来る
勿論、本人じゃないから使用時に抵抗感があったり、効果が薄れる事があるけれど
なんども使えば慣れて上手く使えるようになる」
「それは凄いな! ぼくも攻撃魔法が使えるようになったりするのかな!?」
攻撃魔法はぼくの憧れだ!
魔法の得意な母親や兄さんに教えてもらったんだけど
どうやっても魔法を飛ばす事が出来なかった。
まさか、そんな技術があるなんて!
「そうだね! ボクの血液を使えばフィル君も出来ると思うよ!
早速試してみようか?」
ぼくたちはギルドの訓練場に向かった
「じゃぁ、早速だけど攻撃魔法を使ってみようか
まずはボクの魔法をみてよ!
それでその後、フィル君も同じ魔法を試してみて!」
サンドラが早速、ファイアボールの魔法を使ってくれた
ただ、その温度が半端じゃない
炎は、色が白に近くなるほど温度が上がっていて
最終的に青になると、母親から教わったけれど。
その母親から見せてもらった鮮やかな青色には劣る物の
サンドラの炎も青くなっている。
これだけで、サンドラが半端な魔法使いじゃない事がわかる
まぁ、その母親は
『裏技を使えばもっと行けるのよ。
でも、それは秘密よ! 女性は秘密がある方が魅力的に見えるものなのよ。』
などと言っていたので、サンドラもなにか奥の手を持っているだろう
「まぁ、こんな物かな。どうかなフィル君?」
「とても素晴らしかった。このファイアボールだけで、
サンドラがとても優秀な魔法使いだと分かったよ。
ちなみに今の魔法なら何発使えるだい?」
「今のだけでそこまで言って貰えるとは思わなかったよ。嬉しいなぁ」
サンドラが頬を染めて
穏やかな顔で言った
ギャップが!?
か、、、可愛い。
お持ち帰りしたい。
ぼくが君のお義兄ちゃんになるよ!
お義兄ちゃんだから浮気じゃないよ!認知もするよ!父様が!
「えっと、数で言えば100発くらいは行けるかな」
「素晴らしいね。それほどなら即戦力だ!」
「えへへー。そうかなー」
「そうだよ! サンドラが言ってた様に、ぼくたちの相性は抜群だ!」
なんかテンションが上がってきた!
今は、このビッグウェーブに乗るしかない!
「そうだよね! 相性は抜群だよね!」
「ああ! 当然だろ!」
頬を染めてこんな事を言いだした
「ちなみにさ! もしもだけど・・・フィル君が良かったらなんだけど・・・
その、フィル君の子種を貰えたらもっと凄い事が出来るよ?」
ここでぶっこんで来やがった!?!?
こいつも刺客かよ!!
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なお、その後
ぼくが初めて撃てたファイアボールはたしかに撃てたんだけど
実践で使えるような威力ではなかった。
サンドラとアイリスが慰めてくれたけど
アイリスの瞳は全く笑ってなかった。





