新たな仲間
冒険者ギルドで、範囲攻撃可能な魔法使いを募集した所
早速、応募が来た。
勇者っていう名前はやはり求心力があるようだ。
勇者(仮)の(仮)ってなんなの?
とは聞かれるけれど。
ただ、応募者に対して、何か決め手を感じない。
それが何なのか分からないまま、お試しでパーティを組んで見るが
ぼくもアイリスも違和感を感じるみたいで、決められない日々が続いていた。
そんな中、他国から来たという少女がやってきた。
「やあ! ボクはサンドラ!最強魔法使いを目指している者さっ!」
とても元気な子だ。彼女を見ているとなぜだかぼくも元気になってくる
「ぼくはねぇ。攻撃魔法を極めたいんだ。フィル君は聞いた所によると強力な強化魔法を使った防御が得意と言うじゃないか!
それってボクと君との相性が良いって事だと思うんだ!
それでね。。。」
どうやらこちらの事を調べているようで
アピールしてくる、話が止まらない。
サンドラの話しを聞いていると年下かと思っていたんだけど
聞いてみたら同年齢だった。失礼だけども、ぼくの妹の事を思い出してしまったよ。
妹も話し出すと止まらないんだ。元気にしてるかなぁ。
「あぁ、それとねパーティ名なんだけど。(仮)
と言うのはメンバーを増やしたら変更する予定なんだよね?
だったら フラグメンツなんてどうかな?
ボク達は別々の場所で、
それぞれの個性を持って、産まれたけれど、こうやって集まる事が出来た。
それって、素晴らしい事だと思わない?
ボクが考えるにボクたちの相性は抜群だ! きっと後悔はさせないよ!」
グイグイくるなぁ・・・
でも、パーティ名の案を持ってきてくれたのは正直うれしい
相性・・・については分からないけれど
将来的に気の置けない関係になれるかもしれない。
「いい名前だね。ぼくは、勇者としては少し変わってるみたいだし
それぞれが得意な方面を伸ばそうと言うのは賛成出来る」
「私も良いと思います。
少なくとも、フィル様に好意を抱いていると言うのは分かりました」
ん? アイリスが、やや棘がある?
こんなのただの営業トークじゃないか?
冒険者としては珍しいかもしれないが、
初対面なんだから、このくらいは普通だよな?
「それじゃ早速、お試しでパーティを組もうか、結果はその後でいいかい?」
「勿論さ! その前に少し髪の毛か血液を貰えるかい?
それを使って、ボクの優秀さをみせよう!」
なんだか分からないが、少量であれば試してみようか
アイリスの視線が気になるが。。。





