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第四十九話 手の震え。

こんばんは。一ヶ月ぶりですねみなさん。

忘れていたとかではなくですね、やっぱり学期末のこの時期はなかなかやる事が多いので、買ったモンハンライズで遊んでました。にっこり

「海ちゃんもお疲れ様、今日も安定してたじゃん。助かったよー」

 冴月は凛音とひとしきり話した後に今まで静かにしていた海にも声をかけている。

「ーーごめん。」

 冴月が海の肩に手をおくと、海は手で顔を覆ってしまった。

「えっ、なになにどうしたの」

「ごめっ、ごめんなさい」

 慌てる冴月のよこで、海は嗚咽を上げて泣き出した。

 あまりに突然だった事と、普段弱気なところを見せない海が泣いているいう状況に全員が驚いて、一瞬状況が飲み込めずにいた。

「海ちゃんどしたの、なんで謝ってんの」

 冴月は驚きでおどおどしつつも海を宥めるために声を掛けている。しかし、それで海が落ち着くことはなく、浅い呼吸で目を腫らしながら泣き続けている。

「えっと、どうしたら良いんだろう。あぁ」

 優しく海に声をかけていた冴月もどうしようもないようで、声をかけるのをやめて海の隣に座り、背中を優しく撫でることにしたようだった。

 しばらくして海の嗚咽がだんだん小さくなり、落ち着いてきた頃に三人の様子を感じ取ってか、泣いていた理由を小さな声で話し始めた。

「私、いつもは全然、簡単に叩けるところが、なんか、手が、あの、震えちゃって、全然上手く叩かなくて、ごめん。みんなは上手に弾けてたのに、私が足引っ張っちゃって、ごめんなさい」

 その震える声を聞いて、慰めてやりたいような、でも何故だか怒りたいような、ぼんやりしてはっきり言葉にできない気持ちが湧いてきた。

「そんなことで謝らないでよ、私なんか1番目立つボーカルの歌詞ちょっと間違ったし大丈夫だよ。いつも通りバスドラしっかり走ったり遅れたりしてなかったし」

 冴月の慰め虚しく海はまだ俯いている。

「おい男どももなんか言えよ、普段お世話になってるだろ」

 あ、すみません。とはいえこういう時にどんな言葉をかければいいのか。

「海ちゃん、気にすることないよ。音楽で大事なのって一部の上手さじゃなくて、全体の曲としてのバランスだからさ。そういう意味で今回は良かったと思うけどな」

 流石凛音さん、フォローが建設的でしかも押し付けがましさが無い、これは流石としか言いようがないですね。

 まあこのまま僕だけ何も言わないってわけにもいかないしな。

「えーっと……、気にならなかったよ。ドンマイ」

「もっと気の利いたことを言わんかい」

「痛っ、えぇ」

 気に入らなかったみたいで叩かれた。なんで。

「みんなありがとう」

 今のやりとりのどこが面白かったかわからないけど、海がちょっと笑ってたからまあいいや。

読んでいただきありがとうございました。

作者はライブで頻繁に歌詞が飛びます。終わってます。

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