表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
REスタート  作者: 桜庭 呉羽
――Factor Ⅱ
18/18

三巡目


【十二月十八日】

 気付くと俺は自分の部屋のベッドに居た。日付は十八日。これで二度目の改変だ。気を引き締めて行こう。

 だが、まだ俺にはわからない事が多い。どこをどうすれば未来が変わるのか、何が鍵になってくるのか、それがわからないまま一日目は過ぎてしまった。


【十二月十九日】

「……俺は何をすればいいのか」

『やりたい事をやりなよ。どうすれば彼女を助けられるか、その方法を考え実行するも良し。今回は捨てて情報集めに徹するも良し』

 美咲の命をそう簡単に捨ててたまるものか。俺はファネッサの言葉で言う前者を取る事にした。


【十二月二十日】

 ここまで、最初と何一つ変わらない日常を過ごしている。殺人事件やお袋の心配、そして今日、美咲とクリスマスの約束をした。

『君は悠長だねえ』

「はぁ? どういう事だ」

 この問いにファネッサは答えなかった。


【十二月二十一日】

 この言葉の意図と言うか意味というか、そう言ったものを今日思い知らされた。夕方、コンビニへ買い物へ行った帰りに俺は刺された。後ろから包丁で心臓を一突き。

「か、は……っ?」

『あーあ。言わんこっちゃない』

 意識が段々薄れ、俺の意識は完全に闇に落ちた。

 

 気が付くと俺はあの光の空間に居た。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ