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REスタート  作者: 桜庭 呉羽
――FactorⅠ
12/18

一巡目 六日目 その3

 ――君はまた寝ているのかい?

 俺は妙に聞き覚えのある声で意識を取り戻す。しかし、気がつくと横に美咲はおらず、真っ黒な空間に俺一人だけだった。

『……誰だお前は』

 ――え? あぁ僕はファネッサ。よろしくね。二度目だけど。

『はぁ……?』

 何を言っているんだ。俺がお前に会ったのは始めてなんだがな。

 ――今、僕は君の夢にお邪魔しています。

 なんだ。これは夢か。ならいい。それなりに付き合ってやろう

 ――じゃあ付き合ってもらおうかな。

『で、用件はなんだ?』

 ――まぁ、別に無いけどね。

『おい』

 なんなんだコイツは。まったく奇妙奇天烈な夢だよホント。

 ――そうだね。でも、君はきっと直ぐ慣れるよ。嫌でもね。いずれ君は君でなくなる。それまでの辛抱だ。こんな事を気にしてなどいられなくなるからさ。

『どういう意味だ』

 ――もう少しすれば会えるって事さ。

 この言葉を最後に俺の意識は再び闇に包まれた。


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