私の親友(折視点)
なにあれなにあれなにあれ、こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい、私は初めて感じた明確な悪意に恐怖していた。1人は完全に無関心で何かあっても助けてくれないだろうそしてもう1人、悪意の塊の様な男だった。「雪ちゃんに伝えなきゃ」私は雪ちゃんの部屋に急いで行った。
「どうしたの折?」
「雪ちゃん聞いてここの兵士やばいよ」
焦った様に話す私に雪ちゃん優しく言う
「折焦らないで悪い癖でてるよ」
優しく背中を摩る雪ちゃんの手が気持ちいい
「落ちつかなきゃ行かないですな」
「そうそうそれでこそいつもの折だよ」
「兵士の中に恐らく殺人鬼と思われる奴がいるのでとても危険ですな」
「そんな危険なのがいるの?どうしてわかったの?」
「それはスキル高感度メーターの力ですな」
私は細かく雪ちゃんにスキルの説明をした。
「なるほど、ちなみにそれで私を見た?」
「雪ちゃんを見てしまったですな」
「恥ずかしっっ、考えとかバレてるよね」
「もちろんですな、でも使ったの一度きりですな」
「折私のことあんまそのスキルで見ないで恥ずいから」
私は雪ちゃんに注意を受けながらこれからどうするかについて話し合い始める。
「色々思いついたけど結局ここから抜け出せないから意味もないね」
「そうですな、とりあえずはトレド殿の訓練を受けて力を蓄え外の世界に旅立つのがいいですな」
「そうねとりあえず今日の所はゆっくり寝ましょおやすみ折」
「おやすみですな」
私は雪ちゃんが無事な事に安堵しながらこの世界を生き抜くために力を蓄える道を決断した。