筋トレしろ
「うっし、入口にたったところで次のステップだ、だがその前に洗脳を解いとくか」
師匠は俺の頭を掴むと闘気を流し込んでくる
ビッキビッキと頭の中で何かが割れる音が聞こえる、すると俺の鼓膜を破り頭の中から虫が出てきた「イッタァァァ」俺は自分から出てきた虫の一部が頭の中でのたうち回るのを感じた
【あなたはしにました死因しこまれていたむしをだしてこんてにゅ〜しますか】
【YES/NO】【120】【119】
仕込まれていた虫だといつだ、てか今考えるとなんで異世界やレベルみたいなシステムにそこまで違和感覚えてないだよ、これが師匠が言ってた洗脳かてかあの人なんですぐに俺を弟子にしようとすんだよ、今まで疑問に思ってこなかったことが頭の中をぐるぐると巡る。
【12】【11】【10】残り時間が迫ったため俺は考え事をしながらYESと復活を選択した
「おかえり、なんか今回は遅かったな」
「いろいろ考え事してたんですよ、それでその虫は何ですか?」
「帝国の姫様のスキルだなかなり厄介でこの虫を取り除かないといけない」
あの女が仕込んだ虫だったのか確かにあっさりと信用していた今考えると変だな、だが考えるよりも「帝国をぶっ壊す!!」
「あははは、やる気出てきたかじゃあ鍛えて始めるぞ!」
「はい師匠!!」
「まずはひたすら筋トレだ」
そうゆうと師匠はひたすらスクワットと走る事そしてカーフレイズを強制させられた。
「もう動かせません師匠」
「そうだろうな、じゃあ治してやるよ」
そう言うと師匠は足に触れ聖闘気を流してくる
足に炎症が起きて痛みが走る。
「何で足ばっか鍛えるんですか」
「足特にふくらはぎを鍛える事によって血液の循環率を上げるそうする事によって闘気も効率良く使えるようになる」
痛みが引いてきたそれに気付いたのか「よしもう1セット行くぞ」そのまま足のトレーニングをひたすらさせられ続けた。
「飯の時間だ」
緑色をしたグロテスクな肉と赤々とした薬草を山盛りに持ってきた師匠はそれを食えと強要してくる「いつか絶対師匠をぶん殴ります」
「やれるもんならやってみな」
一心不乱に飯を食っていると目眩と吐き気に襲われた「うっぷ、気持ち悪い」
「そりゃ毒だからないいから喰いまくれ後で俺が治すから」
俺は腹がはち切れそうになりながらグロ飯を完食した「吐くなよ、今解毒してやるからよ」
「いつまでこの足トレとグロ飯を食べなきゃいけないんですか?」
「足トレは1ヶ月くらいでグロ飯はここから出るまでだ」
このイカれた師匠を持った自分の不幸を嘆きながら俺は足トレを再開した。