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ホラー短編シリーズ

その目で哀れむな

作者: リィズ・ブランディシュカ



「俺は成仏できない幽霊ってやつだよ。


 ずっと、自分が死んだこの森のあたりをさまよっている。


 普通の人間は俺のことなんて見えない。


 けれど、たまにいるんだ。


 お前みたいな霊感の強い人間が。


 そういったやつは、俺の姿をみるとかならず哀れんでくる。


 やめろ。


 そんな目で見てくるな。


 俺が死ぬ前に、見ているだけで助けてくれなかった連中と同じ目を向けるな。


 大勢にボコられて、瀕死の怪我を負ってもお前らは俺を助けてくれなかったよな。


 だから呪い殺したくなるんだ。


 関係ない人間は呪わないようにしてるけど、そんな目を向けられると、思わずそのことを忘れちまう。


 ほら、だからその目をやめろって言ってるだろ。


 口を閉じたとたん、体のあちこちがきしんだ音をたてた。





 かわいそうな幽霊を見ていたその人間は、困惑した顔で言った。


「そんなことをいわれても、哀れんでしまいますよ。あなた、死んだときの姿のままですし」


 ボロボロすぎるその体を見て、そう思わないわけがないと。



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