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第七話 キャンピングもどき

そう言って動き出したは良いが、すぐに夜になってしまった。

森林の中にちょっとした空間を見つけたのでそこで休むことにする。


「あーあ、夜になっちゃった。じゃ、降りるよ」

「はいよ」


トウヤを背負いながら全力で急降下する姉貴の背中を追う。

途中までは全速力で降りて、地面まで10mほどになったら急ブレーキ。

姉にやるなと言っていたものの、実際にやってみると成る程、面白い。

兄貴はゆっくりと地面に降りてきている。…チキンだと思ったのは言わないでおこう。


「ちょっと、言わなくても聞こえるんだからね!?」

「骨なしチキンのお客様〜?早く降りてきてくださーい!」

「ちょっと!!ハルも悪乗りしないで!!」


文句を言いながらも安全飛行で地面に降りてきた兄貴。

すっかり夜になり、月のようなものだけが明かりとなっている。

焚き火でもたかなければモンスター的なものに襲われるかもしれない。


「じゃあナツキはアキナと木の棒でも取ってきて、私達料理しておくから」

「だからなんで俺が…」

「だってナツキだけだと危ないじゃん?」

「いやそういうことじゃなくて…なんで俺が行くことが決まってんだよ」

「細かいことは気にしない!」


半ば無理やり追い出され、その辺の木によじ登り木の枝を落とす。

落とした枝は兄貴が拾ってくれるので適当に切り落としておく。

枝を拾う兄貴という構図がなんだか滑稽でわざと一気に落としたりしていれば、バレて怒られた。

そんなこんなである程度集まった枝を片手に持ちながら料理班の方へ向かう。

食欲をそそられる匂いがしたと思えばトウヤが出した火で姉貴が肉を焼いていた。


「お、早かったね、もうできてるから早く食べちゃいな」

「おー」


その日は交代で寝ることにした為、俺が寝るのは少し先になった。

最後まで読んでいただきありがとうございます

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これからもよろしくお願いいたします。

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