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8.異世界生活って思ってたのと違って不便だわ

気になってお目に止まって読んで頂けた方、ありがとうございます。


本当に更新が鈍カメみたいなのろさではありますが、気長に付き合っていただけると幸いです。


これからもよろしくお願いいたします。

「2人とも魔力があるならそう言ってよ。あぁ僕も昔、火竜を見たくて火山の中に入って行ったらしこたま怒られたっけ…懐かしいなぁ」

屋敷に戻ったら執務中と言われてたアンリが興味深々に近付いて来て言われた。

普通に聞き流せられない事を、さらりと宿舎を抜けて町探検をしましたと言わんばかりに…

「でも5才からっていいね。僕なんて魔力があるって分かったのは12才で、その頃には王都の学校に行ってたからね。」


アンリは2人を交互に見てから佇まいを直し

「僕は途中編入であのめんどくさ…魔法を主とするアンビリア学校に入れさせられたんだよ。そこでちょっと夜に散歩で行っただけだったんだよ。魔力量が高いって知らされたから遊び半分?なのに大事おおごとにされちゃってさ。…でも君達はまだ5才だから10才になるまでは領地でゆっくりするといいよ。あっでもいきなり海に潜るとかはダメだからね!皆心配するし、さすがの私もしたよ。行何かしたいときはちゃんと話してからにしてね」


その後、アンリに教えてもらったがどうやら10才で魔力があったら王都の学校に入れるらしい。

しかも上手くすれば第3王子と同学年らしい。


んッ?待てよ。神が言ってた第4、5王子は産まれていないようだ。そんなとこまで知ってしまうなんて、どんだけチートなんだ…子供の授かりなんて神のみぞ知る。だからなんだろうか。




____一週間過ごしてみて、リンはどうしても納得のいかない事があった。

っというのもトイレがかめでして、各家庭でその処分をしているらしい。ほとんどの家庭は川に流すとの事。

この家でさえも畑に撒いてるのだとか…

さすがに5才児とはいえ、中身は三十路前の女性だからお手伝いさんにしてもらうのはいつまでたっても慣れない。

カイに相談しても慣れちゃえば大した事じゃあ無いよと取り合って貰えない。モヤモヤしていたが、カイに拝み倒し水洗トイレを作ってもらったが甘かった。


「姉さん、本当にヌケてるよね。本当にそんな設備作るならちゃんと上下水で配管を通し、その先にしっかりと下水処理施設を作らなきゃ。……ん、でも面白いかもしれないね。未発達の地にインフラ整えるとか最高じゃない?そして…まぁ魔法(魔石)があるから上水とか電気は必要無いのかな?でも、姉さんの土魔法で道を整備したりするのも面白いかもね」


ヤバイ、こいつは昔、町を作るゲームやってたんだった。しかも結構本気で電車とか走らせてたわ。


しかも一旦火が付くと猫並みにまっしぐら…もはや猪と言っても過言では無いくらい。


自分で言ったがなんとかカイの熱を冷まさせようと妥協案を提示してみた。それはまずは子供部屋だけでしてみないかと。それなら私の水魔法でちゃちゃっと安心安全の水に出来るし、カイに配管を作ってもらってそれを川に通せばいいし(さすがに自分のいたしたモノをキレイにしたとはいえ飲むとかは抵抗があるし…まぁ元の世界でも同じような事なんだけどね。)



「確かに…自分の所でやって実績を積んでからお父さんに話そうとするなんてさすが姉さん!」

「いやいや、あんたさっき私の事何て言ったっけ?それよりも私は自分のとこだけ変えてくれればいいんだけど。ってかあんたにしては前向きすぎない?」


前向きって言葉に驚いたカイは姉を睨み付けるように眉をひそめた。


「僕はいつだって前向きだよ。どうせ姉さんの事だから研究者はみぃんな、根暗とか思ってるんでしょうけどさ」


5才児が口を尖らせてもまだかわいい。そんな事を思いながらゴメンゴメンと謝れば、軽っとか言われるし。


「でも一応、子供部屋を変えるにしても父に一声かけとかなきゃいけないよね」


出来ればこの世界に無いものを作ってはいいのだろうか?それは創造と言っても過言では無いし、この世界のバランスを変えてしまうのではとカイに言っても人間が便利になるなら良くない?しかも公衆衛生も改善されるから疫病とか…多分、この世界なら魔法とかで治してしまうんだろうけど、ほらっよく知られてるハエとかも人間によくない菌を媒介したりするよね。害虫の抑止力にも繋がるんだ。まぁこの世界にハエがいるかは分からないけどね。なんだか海のみならず色々な生態系を調べて見たくなってきたよ。っで姉さんに鑑定してもらえれば植物、昆虫、動物図鑑何でも作れるね。ほらっ2人で前向きにこの世界の事を知って行こうよ。…なんてさっきの根暗発言を気にしてるかの様な発言をしてるし、そもそも作る事にも大手を振っての大賛成みたいだし、まぁ一応アンリに相談してみるか。ため息混じりにそう呟いた。

本当に更新がゆったりとしているのですが、これに懲りずに、読んで頂きありがとうございます。

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