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 0.その時は突然に…

 私、鈴木輪すずきりん28歳。大学を卒業してからは父の個人事務所でグラフィックのお手伝いをやってます。なんかオシャレに聞こえるけど、子供の頃はまだ自宅で設計士の仕事を父がしてたから設計図には馴染みがあったし、ほぼ家事手伝い!?友達には「ちゃんと自立しな!」とはよく言われるよ。


 そんな私にも一応は大学時代に知り合った彼氏がいたんだけど、26歳の時に振られましたよ。なんか疲れるんだってさ。振り回されて。

 ワタシ的には6年も付き合ってたから結構良い感じだとは思ったんだけどなぁ。


 そんなんで今は友達、知人のツテで週末は合コン三昧。元々飲むのも好きだったから途中からは出会いの場と言うか飲み会になってる気がする…。


 早くステキな彼が欲しいよ〜!!

 夕方5時、終業時間を過ぎて1人、2人と帰っていく中、終わりそうに無いパソコンの画面と時計を睨んではため息をつく。輪は、おもむろにスマホを取り出し「遅れます」メールを送信した。

「もぉ〜6時から合コンなのに終わら無いよ〜」

デスクトップ横のパンダのぬいぐるみに愚痴っていると、奥の方から輪の方に顔だけ向けて男性の高らかな笑い声が聞こえた。


「お前なぁ、いつまでも遊んでばかりいないで、そろそろ良い人でも紹介してくれないか。歳も歳だし。」

「うっさいな〜。その良い人を紹介する為に頑張ってるんでしょうが!!」

痛いトコをついてくるのは、父だからだろうが娘も負けじとポンポン言い返してくる。

「この前は確か2次会は女同士で盛り上がったとか言って無かったか?」


「仕方無いじゃない!あの時は変にナルみたいな集団だったから、もぉ嫌で嫌で早く帰りたかったんだもん!それで皆で飲み直しただけよ!」

「しかも今日は外資だからもしかしたら本当に良い人見つかるかもよっ!」

しかもってなんだよ。文法可笑しくないかとは思うが、嬉しそうに語る娘を見てたら父は何も言えなくなった。未だ時計を気にする娘を眺めてると軽くため息をついて早く返してやろうと思った。


「もうその辺で良いから早く行ってきなさい」

と父が声を上げれば輪は、目を見開いて文字通り飛びつくような勢いで父を見た。

「サンキュー!!じゃあ行ってくるね〜!!」

いつの間にかパソコンを落としたのかバックを持ち足早に去ってく娘を父は見送った。

 事務所から玄関のドアを開けて輪は意気揚々と出て行った。

初投稿で右往左往しながら書きましたので皆様、温かい目で見守って下さい。

よろしくお願いします。

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