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道中

バスは進み出し、1時間くらいが経った。ずっと沈黙の車内だったが女性が話し始めた。


「改めまして、お2人とも本日はご参加頂きありがとうございます。お2人ともインターネット掲示板で管理人にご連絡を頂き、いくつか質問に答えて頂いたと思います。その結果を考慮し、私たちの代表である管理人がお2人には特別な能力がある可能性があると判断されました。そのため、これからある施設にお連れしてどんな能力があるか検査をさせて頂きます。」


恐怖でいっぱいだった覚は少し安心感をいだいた。何か恐いことをされるわけじゃなさそうだ。本当に能力を見つけてくれるのかもしれない。また、好奇心が強まってきた。

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