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KAKUYO2  作者: 四季


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77/521

じゆうなかたち ーな行は行編ー ◇

2020.4.9 に書いたものです。

波打った

れんがの色の

髪の毛は

愛しい人の

思い出に似て


肉まんを

二人並んで

かじったは

いつのことかと

懐かしむ


濡れる頬

震える小鳥の

顔に似て

奏でる旋律

儚げな夜


ねずみには

嫌いなものが

あるらしい

それが何かは

知らないけれど


野に咲いた

薔薇に似た花

哀の花

あなたもいつか

出会うでしょう


じゆうなかたちで うたいたい


じゆうなかたちの ことのはを


白鳥が

空へと飛ぶは

いつのこと

叶わぬ夢は

みるものじゃない


日暮れ時

無数のきつねが

山駆ける

群れの最期の

記憶だと


不機嫌な

吹き替えの映画

眺めつつ

ヒロイン想い

涙する


閉店が

近づきつつある

週末に

たくさんの人

やって来る


ほくそ笑む

あなたもわたしも

悪人ね

今日も明日も

悪人ね


じゆうなかたちで うたいたい


じゆうなかたちの ことのはを

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