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KAKUYO2  作者: 四季
68/521

手を伸ばして ◇

2020.3.31 に書いたものです。

手を伸ばして

掴もうとした

いつかの光は

幻だったのか


指を伸ばして

触れたかった

いつかの夢は

幻だったのか



淡い幻想を抱くことを

愚かと笑う聴衆

彼らは何も知らないと

愚かな私は気づかず


悲しみに打ちひしがれる夜

救済を鐘を鳴らす天使が

舞い降りる瞬間を待ってる

曇空を涙越しに見上げて


もう願いなど抱かない

語った遠き日もあった



腕を伸ばして

掴もうとした

いつかの白は

幻だったのか


手を伸ばして

触れたかった

いつかの愛は

幻だったのか



私の願いを聞いてほしいと

願うことさえ許されない

この祈りを聞いてほしいと

願うことさえ私にはできない


それでもなお

掴もうとする



光なき地にて 手を伸ばして

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