表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
KAKUYO2  作者: 四季
54/521

行くと決めたのだから ◇

2020.3.19 に書いたものです。

頭から足の先まで

赤く染めてでも行くわ

必要なら剣も握り

足下を血で濡らしてでも行くわ


運命がこの身を焼いても

宿命がこの身を貫いても


それでも

行かねばならない


決意する前のまだ幼かった自身を

時折振り返ることはあっても

それはもう遠い過去の存在だから

引き戻されることはないわ


茨がこの身を打っても

鎖がこの身を縛っても


それでも

ただ進むと決めたから


苦しみを越えた先に

幸福があると

悲しみを越えた先に

希望の光が射すと


そんなおとぎ話を信じていた頃もあった


けれども


大人に近づくに連れて学んだ

そんなものは空想でしかないのだと


髪からつま先まで

すべて染めてでも行くわ

必要なら刃も持ち

人生を赤く濡らしてでも行くわ


追憶がこの身を焼いても

因縁がこの身を貫いても


それでも

行くと決めたのだから

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ