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KAKUYO2  作者: 四季
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今は懐かしい思い出 ◇

2020.2.8 に書いたものです。

上手く言えないことを伝えたくて

河原まで来てみたけど

言いたいことを言う決意が固まらず

河原に背中を向けた春


今では懐かしい思い出だけど あの頃は大き過ぎる出来事だったの



上手く贈れないものを渡したくて

校門まで来てみたけど

贈りたいものを贈る勇気が出せなくて

校門に背中を向けた夏


今では懐かしい記憶だけど その頃の私には恥ずかしい出来事だったの



チクタク音が響くたびに


ドキドキ胸が高鳴る


コツコツ足音響くたびに


バクバク胸痛くなる



そんなこともあったね

今は笑えることだけど

あの当時の私には

笑えることじゃなかった



上手く取れない手を握りたくて

実家まで行ってみたけど

手を伸ばし手を握る覚悟が足りなくて

彼の実家に背を向けた秋


今では懐かしい過去だけど あの頃は大事件になってしまったの



そして訪れる冬の日

勇気のない私に

彼は声をかけてくれて

勇気のない私に

僅かな光分けてくれたの

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― 新着の感想 ―
今は懐かしい、春、夏、秋、そして冬の思い出。あの頃、その時には、とても大きなことに感じて。描かれた一つひとつの描写がとても印象的です。 今では、今なら、今も。大切な一場面一場面が、心に響きました。読…
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