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甘い歌を聞かせて ◇
2022.1.20に書いたものです。
ねぇ あの歌を聞かせて
いつか聞かせてくれたでしょう
心の奥底までとろけてしまうような
甘い歌
わたし あれが好きだったの
いつも聞き惚れていたわ
胸の内側までとろけてしまうような
甘い歌
寒い夜には今でも夢にみる
あの頃の笑みと歌を
幸せに包まれているわたし自身と
決して戻ることのない時間
ねぇ 甘い歌を聞かせて
たとえもうあの頃には戻れなくても
凍えそうな夜だけでもいい
少しだけ夢をみたいの
ねぇ 甘い歌を聞かせて
たとえ二度とあの頃には帰れなくても
震えている夜だけでいいから
少しだけ夢をみさせて
甘い歌
甘い夢
ただ今は抱き締めていたいの




