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KAKUYO2  作者: 四季
491/521

甘い歌を聞かせて ◇

2022.1.20に書いたものです。

ねぇ あの歌を聞かせて


いつか聞かせてくれたでしょう


心の奥底までとろけてしまうような


甘い歌


わたし あれが好きだったの


いつも聞き惚れていたわ


胸の内側までとろけてしまうような


甘い歌


寒い夜には今でも夢にみる


あの頃の笑みと歌を


幸せに包まれているわたし自身と


決して戻ることのない時間


ねぇ 甘い歌を聞かせて


たとえもうあの頃には戻れなくても


凍えそうな夜だけでもいい


少しだけ夢をみたいの


ねぇ 甘い歌を聞かせて


たとえ二度とあの頃には帰れなくても


震えている夜だけでいいから


少しだけ夢をみさせて


甘い歌


甘い夢


ただ今は抱き締めていたいの

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