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KAKUYO2  作者: 四季
49/521

春夏秋冬 (しゅんかしゅうとう) ◇

2020.3.14 に書いたものです。

【春】


はらりはらりと舞い降りる

ひとかけらの花弁

そっとその手に取って

そっと抱いてみる


麗らかな陽の射す庭で

唇をで触れて

そっとその手を取って

そっと抱き締める


【夏】


快晴の空には白色の雲

強い日差しに目を細めつつ

肌が浴びる熱

肌を焼く青い季節


砂浜を駆ける

いつの日かの姿を懐かしみ

肌が浴びる熱

肌を焼く青い季節


【秋】


淑女のような風が

髪を揺らし街路樹を揺らす

哀愁の夕陽が

哀愁の波を起こす


先まで揃えられた手が

首に巻く布を整える

哀愁の夕陽が

哀愁の波を起こす


【冬】


今朝降り出した白いかけら

抜けた羽根のように降り積む

凍り付く愛は

凍り付く想い


誰もいない湖畔に立つ影は

冷たい夜に消え去る

凍り付く愛は

凍り付く想い

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