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KAKUYO2  作者: 四季
46/521

花と季節 ◇

2020.3.10 に書いたものです。

窓辺に咲いていたあの花は

いつも穏やかに微笑んでいた

その滑らかな頬に

一目見て惚れてしまったんだ


今はもう存在しない

遠き日のあの屋敷

今でも時折思い出して

久しいあの場所を想う


あぁ

もしあの頃に戻れたなら


あぁ

もしあの頃に戻ったなら


何を言おう?

どこへ行こう?


夕立ちに襲われて

目を閉ざす季節


窓辺に咲いていたその花は

いつも柔らかく微笑んでいた

その艶やかな唇に

長い間惚れ込んでいたんだ


今はもうどこにもない

懐かしき日のあの姿

今でも稀には思い出して

久しいあの人を想う


あぁ

もしあの頃に行けるならば


あぁ

もしあの頃に行けたならば


何を見よう?

どうやって訪ねよう?


夕暮れに誘われ

目を覚ます季節

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― 新着の感想 ―
[良い点] 素敵な詩ですね!春のせつない空気感が見事に伝わってきます。好きな人に会えない寂しさを呟くような詩の流れが良かったです! 四季さん、とても良かったよ✨ 優しさに溢れていました! [一言] 春…
[一言] 花を見てあの人のことを思い出す主人公の心情が綺麗に書かれているなと感じました。個人的には好きな回でした。
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