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KAKUYO2  作者: 四季
454/521

彼は私を ◇

2021.7.27 に書いたものです。

彼は私を呼ぶわ


悪女と


可愛げのない女

優しくない女

そんなことを言って

私を切り捨てたの


彼は私を見るわ


悪女として


無礼な女

酷いことする女

そんな風に勘違いして

私を切り落としたの


でも本当は違う

彼は気づいていないだけ

本当は違う

彼は騙されているだけ


私を悪く言う人は確かにいるわ


みんな

私が羨ましいのよ


だから

私の悪口を創作して言うの


けれどもこの際

もうどうでもいいわ

彼がそれを信じるなら

それでもいいわ


けれども後悔するわよ


私を切り落としたこと

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