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KAKUYO2  作者: 四季
435/521

心が揺れ動いた ◇

2021.6.13 に書いたものです。

特別なことなんて

生きていても滅多に出会わないし


奇跡とか

運命とか

そういうのも感じない


それでもあなたと出会った時は


これまでとは違う何かを感じた


特別なものを求めるあまり

平穏の幸せに気づかないなんて


そんな

馬鹿な

過ちはおかさない


それでもなぜだろう


あなたを目にして

心が揺れ動いた

あなたを見つけて

嬉しくなった


こんな感情はもう消え去ったと思っていたけれど


本当はそんなことはなくて


ただ心を動かされる機会がなかっただけ


きっとそう

なのだろう

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