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あなたが化け物でも構わない ◇
2021.4.28 に書いたものです。
あなたが化け物でも構わない
そう言って微笑む貴女の瞳に
いつしか心を奪われていた春
流れてゆく風すらも愛しくて
貴女のことを思い出すたびに
特別な何かの存在感じていた
あなたが何者でも構わないと
迷いなく告げた貴女の清さに
なぜだか心揺らされていた夏
照りつける陽すらも心地よく
貴女の横顔を見つめるたびに
特別な感情とか芽生えていた
貴女の存在がただ愛おしくて
貴女の身体を離したくなくて
いつか失う日が来るとしても
それでもなお愛おしく感じる
あなたが化け物でも構わない




