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大空と大海と ◇
2021.4.12 に書いたものです。
大空を見上げるたびに
くだらないことを考えてしまう
大海を眺めるたびに
つまらないことを考えてしまう
ふと脳に浮かぶもの
それが
この世において意味のないものと
知っている
けれども何度も考えてしまう
どうしても考えずにはいられない
大空を見上げるほどに
くだらない夢が生まれる
大海を眺めるたびに
つまらない夢に気づいてしまう
何もかも捨て去ってしまえば
楽になれる
そんなことくらい
最初から分かっていたはずなのに
それでも
何度も夢をみる
それでも
何度も夢へ手を伸ばす




