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KAKUYO2  作者: 四季
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時計の針 ◇

2021.3.16 に書いたものです。

時計の針は

こつり

こつりと

微かな音を立てる


時計の針が示す未来

そこに

なにが

あるのかなんて


私には分からないけれど


時計の針は

ぽつり

ぽつりと

切なげに音響かせる


それが指し示す未来

そこに

なにが

あるのかなんて


誰にも分からないけれど……


それでも

時計の針は刻んでゆくのです


それが

なにか

分かりやしないけれど


それでも

時は進んでゆくのです


こつり

こつりと

微かな音を聞きながら


時が進んでゆくのを

私は待つしかないのです


それはきっと


永遠に……

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― 新着の感想 ―
[一言] まとめて拝読しました。 最後の「時計の針」 私が小さいころ、振り子の時計があって、ひとりで留守番をしているとき、カッチンカッチンという振り子の音だけが妙に大きく、寂しく聞こえたのを覚えていま…
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