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KAKUYO2  作者: 四季
40/521

あなたと歩いた ◇

2020.3.6 に書いたものになります。

あなたと歩いた

懐かしい海辺のあの道

今でも時折

懐かしく思い出すこともあるわ


誰かの鼻歌

二人並んで聴いたあの道

今宵は一人で

懐かしく思いつつ歩くわ


路上でギター弾いてる

まだ若いミュージシャンが

一目見て恋に落ちた

在りし日のあなたに似ていた


青い空と白い雲

わたしたちを祝うみたいに

見下ろし微笑んでくれた

あれももう過去の夢ね



あなたと歩いた

懐かしい都会の大通り

今でもたまには

懐かしく思い出す時があるわ


誰かの笑い声

二人が並んで聴いた大通り

今朝は一人で

記憶懐かしみつつ歩いたわ


路上で引き込みしている

まだ若いアルバイトが

一目見て惚れきってしまった

在りし日のあなたに似ていた


笑い声と道行く人

わたしたちを励ますみたいに

何げなく通り過ぎてくれた

あれももう過去の幻ね



あの金曜日



会社帰りに飲み会へ行くと

言って出掛けたあなたが


女を連れて歩いているのを

わたし見かけてしまったの



人はきっと

変わらずにはいられないのね

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― 新着の感想 ―
[良い点] 切な苦しい…( ; ; ) てっきり亡くなられたかと思いきや、衝撃のラストでした_(:3 」∠)_
[一言] 「あなたと歩いた」を読ませて頂きました。 主人公が歩いている風景が目に浮かぶ程、繊細に書かれているなと思いました。
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