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KAKUYO2  作者: 四季
395/521

その肌の温もり ◇

2021.3.9 に書いたものです。

あなたのその肌の温もりを

いつまでも感じられると思っていた


あなたのその肌が帯びる熱を

いつまでも感じていられると信じていた


けれども


それは永遠ではなく

有限だった


触れること

寄り添うこと

共に在ることは


簡単なことではなくて


ほんの少しのことで

離れ離れになってしまう


その肌に触れるたび

抱いていた感情は

あなたがいなくなった今も

強く抱いている


あなたのその肌の温もりを

感じたかったと思うたび

胸が押し潰されそうで

とてつもなく痛くなってしまう

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