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KAKUYO2  作者: 四季
362/521

複雑なSTORY ◇

2021.1.11 に書いたものです。

揃えた指を見せつけるように


そっと胸の前で手を重ねる


その意味を君はまだ知らない


いや


誰もまだ知らない


言葉で伝えられるなら


きっととても簡単なことなのでしょう


言葉だけでは伝えられない


だからこそこの世は難しい


ぴんと伸ばした指先に桜色が散って


また新しい季節を想わせる


ぴんと伸ばした指先に可憐な色が散って


また新たな日を想わせる


いつか恋をした記憶


胸の奥に消え去ったもの


もう二度と蘇らない


そう思っていたけど


意味もない果てしない暗闇


真夜中の湖で


また


いつの日か会いましょう

年末年始辺りからとても寒かったです!

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