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KAKUYO2  作者: 四季
361/521

贅沢 ◇

2021.1.8 に書いたものです。

初めて出会った雨の日に

手と手を繋ぎ合わせられたら

きっと幸せだっただろうなと

今も思うけど


きっとそれは贅沢なのだろう


なんて


思ったりもする


くだらない道を行ったり来たり

往来を繰り返して

馬鹿げた夢を空に描いて

一人笑ってみる


それすらも贅沢


なんて


言われるものかな


冷たい夜に一人

何かを考えるけど

生産性なんて

カケラほども存在していないよ


でもそれでもいいんだ


時には立ち止まって

時には迷って

それでも歩んでゆく

どこまでも歩んでゆく

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