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幸せの卵かけご飯 ◇
2021.1.2 に書いたものです。
ほくほくに温まったご飯に
とろける溶き卵をかけて
ためらいなく豪快に混ぜてしまえば
私たちを待ってる
幸せの卵かけご飯が
脳みそが泣いている時
脳みそが疲れている時
脳みそが溜め息つく時
そういう時にこそ
天使を迎えたい
生命の始まりでもある液体をかけ
混ぜ合わせてしまえば
いつの間にやら幕開けるのは
最高の舞台
誰もが一度は夢みる
幸せの卵かけご飯を食べること
誰もが憧れる
幸せの卵かけご飯を口に含むこと
あぁ
どうしてこんなに幸せなのでしょう
とろける舌触りが
すべての厄を払ってゆく