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KAKUYO2  作者: 四季
355/521

特別な恋なんて ◇

2020.12.26 に書いたものです。

特別な恋なんて

きっとただの憧れでしかなくて

特別な恋なんて

きっとただの幻想でしかないの


甘い香り漂う

秋風のように

とろける幸せは

消え去ってしまう


甘い香りまとった

木枯らしのように

ほのかな幸福も

過ぎ去ってしまう


特別な恋なんて

きっとただの憧れでしかなくて

特別な恋なんて

きっとただの幻想でしかないの


何もかもすべてが幻なのだと

気づくまで

少しばかり時間がかかってしまった

けれど

ようやく気づけた


甘い記憶なんて

ただの幻

甘い記憶なんて

ただの幻想

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