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KAKUYO2  作者: 四季
338/521

涙降る街 ◇

2020.11.29 に書いたものです。

たとえ貴方が


その運命に逆らうとしても


私はもう


貴方を止めることはできないのでしょう


かつては何とかして


貴方を連れ帰りたいと思っていて


けれど


いつしか悟ったの


もう貴方を連れ戻すことはできないのだと


共に歩きたいと思っていた


大切に思うからこそ


共に行きたいと願っていた


けれどもそれは叶わない願い


その願いを


叶える者は


どこにもいない


貴方が私と違う道に


一歩踏み込んだ時に


すべては決まってしまった


あの時に気づいていたなら


せめて


苦しまずに済んだのかな


そんな風に思いながら


私は今日も


雨降りの街を歩いている


貴方が私と真逆の道に


視線を向けた時に


もう決まっていたのかな


あの時に気づけていたなら


せめて


悲しまずに済んだのかもしれない


そんな風に思いながら


私は今日も


涙降る街を歩く

最近は雨の日が少し減ってきた気がします。

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