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KAKUYO2  作者: 四季
332/521

ふわり ゆらり さらり ◇

2020.11.21 に書いたものです。

ふわり ゆらり さらり


緩やかな風が

赤らんだ頬を撫でゆく


細やかな風が

髪をそっと揺らしてゆく


恋をした乙女の

指のような硝子細工


抱き締めたい乙女の

柔らかな陶器人形


ふわり ゆらり さらり


愛を歌う小鳥の囁き


ふわり ゆらり さらり


夢を歌う女神の安らぎ


あぁ

どうか願いを


願いを

叶えてほしい


ふわり ゆらり さらり


愛を歌う小鳥の囁き


ふわり ゆらり さらり


夢を歌う女神の安らぎ


緩やかな風が

赤らんだ頬を撫でゆく


細やかな風が

髪をそっと揺らしてゆく


ふわり ゆらり さらり


すべてが

流れてゆく

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