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KAKUYO2  作者: 四季


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33/521

失われたもの ◇

2020.3.1 に書いたものです。

幼き日に重ねた唇は

マシュマロみたいに甘くて

何も知らぬ心で

明日を期待できていたのに


今はもう戻れない

あの頃のような無垢な心には



幼き日に触れた指先は

綿菓子のように甘くて

穢れ知らぬ心で

未来を信じられたのに


二度ともう戻れない

あの頃のような無垢はわたしには



人は時とともに

この世の仕組みを学ぶ

人は時とともに

この世の虚しさに気づく



そしていつの間にやら

身を穢れに染めゆく



幼き日のような

甘く無垢なわたしは

もうどこにもない

とうに消えた幻



簡単な問題なのに

簡単には解けない

その現実に出会い

その現実に穢れる



幼き日に重ねた唇は

マシュマロみたく柔らかで

穢れ知らぬ心で

明日を期待していたのに



でも



今はもう戻れない

あの頃のような無垢な心には

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