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夢をみてるの ◇
2020.11.14 に書いたものです。
夢をみてるの
朝から晩まで
懐かしい記憶に
身を委ねながら
誰も知らない
歌を聞かせて
夜空を見上げながら
祈りを捧げて
世界はいつも
悲しみに満たされている
けれど
どうか
諦めずにいて
夢をみていて
いつまでもずっと
穏やかな瞳で
見つめ続けていて
誰も知らない
夢を聞かせて
たとえ嘘のようなものでも
構わないから
世界はいつも
切なさに満たされている
けれど
どうか
諦めないで
星一つすらない
暗い空を見上げたら
心は揺れ動く
不思議な気持ちになる
このときめきを
忘れないで




