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KAKUYO2  作者: 四季
31/521

命令する君 ◇

2020.2.29 に書いたものです。

手を差し出しなさい


頬にそっと触れなさい


そうやって命令する

君が果てしなく好きだった


腕を伸ばしなさい


髪をそっとすくいなさい


そんな風に命令する

君がとんでもなく好きだった


一度割れたグラスは元には戻らないように


一度壊れた関係は決して元には戻らない


それは分かっていた

理解もしていた


けれども頭で理解しているからといって

すべてが上手くいくわけではなくて


幸せは儚く

迫り来る嵐に飲み込まれ

幸福は儚く

襲い来る波に巻き込まれる


愛を歌いなさい


想いを述べなさい


そんな風に命令する

君が寝ても起きても好きだった



朝も昼も夜も


寝ている時も


起きてすぐも


春も夏も秋も


大雪降る冬も


晴れていても


空が灰色でも


雨が降っても



それでも好きだったんだ


いつも愛らしい命令する君のことが

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