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KAKUYO2  作者: 四季
304/521

湖 ◇

2020.10.25 に書いたものです。


甘い香りが漂う


夜の湖のほとりで


初めての恋を明かし


すべてを砕かれた


生きているということ


そのすべてが


わたしにとっては


恋だった


生きてゆくということ


そのすべてが


わたしにとっては


想いだった


だからこそ


その想いを打ち明けた日に


何もかも砕かれ


冷たい湖に飛び込んだ


水の冷たさすら


何もない身体には心地よくて


ただ


生命の始まりの地に戻るだけと


身を委ねた


何もかもを失った後なら


執着するものなんてないから


ただ無になり


この身を蒼に捧げられる


さようなら


想い


さようなら


この世


消えゆくなか見上げた世界は


今までで一番


美しい気がした


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