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KAKUYO2  作者: 四季
302/521

ごめんねと言おうとしたのは ◇

2020.10.23 に書いたものです。

ごめんねと言おうとしたのは

あなたのことが好きだったから


ごめんねと言おうとしたのは

あなたを失うことを恐れたから


数十年

数百年

数千年

ただひたすらに年を重ねて


それでも生まれなかった想いが

あなたといると芽生え始めた


青春の欠片を拾い集めて

空に透かしてみたら

きっと何か変われるような気がして

期待していた


ごめんねと言おうとしたのは

あなたのことが好きだったから


でも


本当はそれだけではなく


見たことのない景色を

見てみたかったから


この闇の果てにあるもの

まだ見たことのないものを求めて


追いかけたくて

たどり着きたくて

だから

ごめんねと言おうとした


なのに……




今はただ辛い


この唇が開かないことが

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