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KAKUYO2  作者: 四季
3/521

貴方の目が ◇

2020.2.2 に書いたものです。

すべてを見透かすような貴方の目が

私は苦手だった

心を見透かすような貴方の目が

私は嫌いだった


貴方のことが嫌いだったわけではない

貴方のことを憎んでいたわけではない


けれども私は

貴方のその目を真っ直ぐに見ることができず

いつしか私は

貴方のその目がとてつもなく怖くなった


すべてを解き明かすような貴方の目が

私は苦手だった

心を解き明かすような貴方の目が

私は嫌いだった


貴方のことが嫌いだったわけではない

貴方のことを憎んでいたわけではない


それでも私は

貴方のその目を見つめることができず

それゆえ私は

貴方のその目が恐ろしく感じた


すべてを見透かされているのならば

それで良かったのかもしれない

もし心を見透かされているとしても

受け入れれば良かった


どのみち誰にも理解されぬまま消えゆく想い

もしそれに気づいてくれる人がいるとしたら

隠さず直視してもらえばそれで良かった

そっと見透かしてもらえば良かったのね


すべてを見透かすような貴方の目が

私は苦手だった

心を見透かすような貴方の目が

私は嫌いだった


貴方のことが嫌いだったわけではない

貴方のことを憎んでいたわけではない


けれども私は

貴方のその目を真っ直ぐに見ることができず

いつしか私は

貴方のその目がとてつもなく怖くなった


でもそれも今はもう過去のこと


さようなら


貴方

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― 新着の感想 ―
[良い点] 繊細な雰囲気が素敵です。 この詩に、共感しちゃいます。なんかこの人の前だと、隠してること全てダダ漏れなんじゃないかって一度思うと、その人のことが怖くて恐ろしくなりますよね…:(;゛゜'ω゜…
[良い点] わかります。何故、あの人の、この人の、その人の、目は怖いのだろうと、考えていることが多いです。 何故なのか、わからないけれど、子供の目が怖いのと、同じような理由でしょうか。 共感です。
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