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KAKUYO2  作者: 四季
295/521

闇に生まれ落ちた命 ◇

2020.10.16 に書いたものです。

何も見えないような闇に

生まれ落ちた命


光など目にすることはなく

ただ身体だけが

大人というものへと向かってゆく


闇しか知らず育ったなら

光という夢はみない


ただ暗闇の中を歩き

ふと空を見上げ

微かな色を捧ぐ星を探す


寂しい


そんな感情は

生まれなかった


切ない


そんな想いは

芽生えなかった


何も知らない方が幸せなのだと

誰かが言ったけれど

それはまさに真実であるのだと

その命が証明している


月もない夜に山道を歩くこと

それすら怖くはない

生まれながらそこにいたなら

恐ろしさなど感じはしない


何も見えないような闇に

生まれ落ちた命


何よりも強く逞しく


闇の中で

生き続ける

最近はその場でさっくり書くブームです。

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