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KAKUYO2  作者: 四季
28/521

雨降りの楽園 ◇

2020.2.26 に書いたものです。

路地裏を歩いてた

ダイヤモンドの瞳から

こぼれ落ちた雫が

この世界を作り出した


大丈夫と囁いた

紅の塗られた唇から

滴り落ちた雫が

この世の空に虹かけた


涙の雫を指ですくって

曇った窓ガラスに弧を描くよ


ここは

雨降りの楽園

けれど

傘は誰もささない


ここは

雨降りの楽園

でもね

傘は誰も持ってない


夕焼けのあの街を

見つめてたダイヤモンドは

あの日炎に包まれ

すべて灰になってしまったけど


幸せの羅針盤 虹 追いかけて


手招きする蛙 夢 追いかけて


ここは

雨降りの楽園

けれど

傘は誰もささない


ここは

雨降りの楽園

でもね

傘は誰も持ってない


止まない雨はいつしか

楽園の絵を描くよ

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― 新着の感想 ―
「路地裏を歩いてた ダイヤモンドの瞳から」という冒頭から作品の世界に惹きこまれました。 ここは雨降りの楽園。けれど傘は誰もささない、というフレーズもとても心に響きました。 心に降る雨にさす傘はない…
[良い点] ダイヤモンドの瞳っていう発想が素敵です! >ここは雨降りの楽園 っていう言葉も綺麗な響きで、好きです。 儚く繊細な言葉遣いに魅了されました(*´∀`*)
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