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ただの思い上がり ◇
2020.9.14 に書いたものです。
弱音を吐くことは
あまりに難しくて
わたしが
誰かにこの心を伝えることは
生涯ないだろう
弱音を吐くことは
とてつもなく困難で
わたしが
何者かに想いを伝えることは
一生ないだろう
険しい道を歩く
崖も飛び越えて
川だって渡って
きっと
苦難さえも乗り越えてゆく
その視界に
わたし以外の人間はいない
多分ずっと
そんな人生なのだろう
もし命尽きる時まで
そんな時間が続いても
既に決意したこと
後悔も迷いもありはしない
弱音を吐くことは
あまりに難しくて
わたしが
誰かにこの心を伝えることは
生涯ないだろう
弱音を吐くことは
とてつもなく困難で
わたしが
何者かに想いを伝えることは
一生ないだろう
わたしの心は誰にも見えない
わたしの胸の内は見せない
誰も
この胸の奥に触れることはできない
永遠に
この胸の奥を知る者は生まれない
あなたがわたしを理解していると
そう思っているなら
きっとそれは
ただの思い上がりでしかない