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KAKUYO2  作者: 四季
260/521

好きだよなんて言って ◇

2020.9.12 に書いたものです。

馬鹿げたことよね

貴方の甘い言葉に踊らされて

あの雨の夜

バス停で一人待ち続けた


誰が悪かったのかなんて

今はもう分からない


ただ一つ分かるのは

信じていた私が馬鹿だったこと


それだけ


好きだよなんて言って

微笑みかけた

貴方はもうきっと

忘れているのでしょう


馬鹿な私を見ることが

そんなに楽しかった?


今はそう言いたい



愚かなことよね

貴方の甘い囁き信じては

雨降りの夜

ホテルで一人待ち続けていた


一番悪いのが誰かなんて

今でも分からない


でも一つ分かるのは

信じたかった私が愚かだったってこと


それだけ


好きだよなんて言って

手を握った

貴方も今はもう

覚えていないのでしょう


愚かな私を見るのが

そんなに愉快だった?


今はそう問いたい

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― 新着の感想 ―
[良い点] 恋愛掌編のようにストーリー性があるのが良いです。 でも、詩的表現でヒロインの切ない心情が表現されていて、読んでいて胸を打ちました。
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