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KAKUYO2  作者: 四季
244/521

愛は呪い ◇

2020.8.26 に書いたものです。


愛は呪いね

いつか誰かがそう言ったこと

私は覚えている

今でも鮮明に思い出せる


懐かしい記憶を辿れば

幸せだった頃が蘇る


現在地が虚しければ虚しいほど

あの頃が色鮮やかになる気がして


触れ合う肌の温もりも

重なる唇の湿り気も

一夜の幻のような夢に過ぎず

気づけば露となり消え去ったもの


それでも

今でもまだ思い出せる


未練があるわけではない

そう思っているけれど

未練があるのかもしれない

そう考える晩もある


愛は呪いね

いつか誰かが言っていたこと

私は記憶している

今でも鮮やかに思い出せる


ただ


愛が呪いなのだとしたら


この命そのものも

呪いなのかもしれない


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