表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
KAKUYO2  作者: 四季
243/521

望みを叶えるために ◇

2020.8.25 に書いていたものです。


ねぇ

もしも君が望みを叶えるために

大切な人の最期を

見なくてはならないとしたら


君はそれでも

その望みを叶えようとする?


あれはもう十年も前のこと

けれども私は

まるで昨日のことのように思い出せるわ


十年前の春の日に

風のように目の前に現れた貴方は

私の心を掴んで離さない

不思議という言葉が似合う人だった


時が過ぎた今でも

貴方のことを思い出すたび

なぜだか分からないけど

この胸が痛むような気がするの


ただ

私は望みを叶えた


大切な人の最期を

この手で生み出して


だからこそ


あの時の貴方の問いは

今でも重くのしかかる


時にそんな気がするの


けれども私は望みを叶えたわ

貴方の言う通りになったけれど

それでも曲げずに

私は私の道をここまで歩いてきた


その過去を悔やむつもりはない


もうあの頃の私ではないの

だから歩いてゆける


たとえ


この手を汚すことになったとしても


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ